【獣医師監修】キャットフードの選び方 子猫編
新しく子猫を迎えたとき、「どのキャットフードを選べばいいの?」「どれくらいの量をあげればいい?」と不安になりますよね。
特に子猫期は、一生の健康土台が決まる大事な時期。フード選びや与え方を少し意識するだけで、将来の体調や病気リスクが変わってきます。
まずは「うちの子の月齢・成長段階」を知る
子猫期はおおよそ「1歳まで」
一般的に、猫は生後4週〜1歳くらいまでが成長期(キトン)とされ、この期間は成猫よりも高いエネルギーと栄養が必要です。
そのため、主食には必ず、「子猫用」「キトン」「成長期用」「グロース」などと書かれた総合栄養食を選びます。
これは、AAFCOやFEDIAFといった栄養基準においても「成長・繁殖期」として独立した基準が設けられているためです。
ウェットとドライ、それぞれの役割
子猫のうちは、消化器官が未発達なため、最初はふやかしたドライフードや子猫用のウェットからスタートし、少しずつドライの「噛みごたえのある粒」に慣らしていくとスムーズです。
よく噛むことは歯や顎の健康維持に役立つとされ、DHAなどを含む栄養バランスの良いフードは、脳や神経系の発達をサポートします。
子猫のごはん回数と低血糖対策
月齢別の食事回数の目安
子猫は成猫よりもエネルギー消費が多く、一度に食べられる量も少なめです。
一般的な目安は次の通りです。
- 生後2〜3か月:1日 4回前後
- 生後3〜6か月:1日 3〜4回
- 生後6か月〜1歳:1日 2〜3回
特に迎えたばかりの小さな子猫は、空腹時間が長くなりすぎないように注意しましょう。
子猫と低血糖
子猫、とくに小柄な子や病中・病後の子は、長時間食べないと低血糖を起こしやすくなると言われています。
食事を抜かない
遊びに夢中で食べ忘れるタイプは要注意
元気がない/ふらつく/けいれんなどの症状が見られたらすぐ受診
「1日1回たっぷり」ではなく、少量をこまめにが子猫の基本です。
新しいおうちに来たばかりのとき
まずは「今までのフード」を継続
環境がガラッと変わるだけでも子猫には大きなストレスです。
ブリーダーさんやペットショップで食べていたフードをそのまま数日〜1週間は続けて、できれば、迎え入れ時に同じフードを分けてもらうか、同じ銘柄を事前に用意しておくこと。
いきなり別のフードに変えると、食欲が落ちたり、下痢・嘔吐の原因になることがあります。
フードを切り替えるときの手順
別のフードに替えたい場合は、1週間〜10日かけて少しずつ切り替えます。
- 1〜2日目:旧フード 75% + 新フード 25%
- 3〜4日目:旧 50% + 新 50%
- 5〜6日目:旧 25% + 新 75%
- 7日目以降:新フード 100%
様子を見ながらゆっくり進め、便がゆるくなる、吐き戻しが増えるなどの変化があれば、無理をせずペースを落とし、必要なら獣医師に相談しましょう。
子猫用キャットフードの「量」の決め方
まずはパッケージの給与量を基準に
フードの袋の裏面には、
- 体重別・月齢別の給与量の目安
- 1日の回数目安
などが記載されています。
まずはこの量を基準にしつつ、その子に合う量に微調整していきましょう。
- 定期的に体重を測る
- ボディコンディション(痩せすぎ/太りすぎ)をチェック
- 便の状態(硬さ・量・におい)を観察
個体差を前提に考える
同じ月齢・同じ品種でも、
- よく動き回るタイプ
- まったり寝ていることが多いタイプ
- 食いしん坊/少食
など、個体差は大きいものです。
「パッケージどおりにあげているから安心」ではなく、「うちの子の体型と元気さ」を基準に調整してあげるのが理想です。
成分表示・ラベルの正しい見方
「総合栄養食」表示は信頼のサイン
日本では、ペットフードの表示について、農林水産省の「ペットフード安全法」、ペットフード公正取引協議会の公正競争規約によって、必要な表示やルールが定められています。
なかでも重要なのが「総合栄養食」の表示。
「このフードと水だけで必要な栄養を満たせる」と認められた主食用フードを日本で「総合栄養食」と表示するには、AAFCOの栄養基準などを満たす必要があるとされています。
子猫の主食には、「子猫用(成長期)」かつ「総合栄養食」と明記された製品を選びましょう。
AAFCO・FEDIAF とは
パッケージに「AAFCO準拠」「FEDIAF基準を満たす」と書かれている場合、そのフードは
- AAFCO(米国飼料検査官協会)
- FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)
などの栄養ガイドラインに沿って設計されていることを意味します。
これらは世界的に広く使われる基準ですが、
- AAFCOだから絶対に良い
- FEDIAFの方が優れている
- 海外製だから国産より必ず高品質
という“優劣”を示すものではありません。いずれも、猫に必要な栄養素を満たすための枠組みと考えるのが正確です。
「無添加」「ヒューマングレード」の本当の意味
「無添加」=何も入っていない、ではない
「無添加」「添加物フリー」と聞くと、「一切なにも入っていない」と思いがちですが、実際には、
- 着色料
- 香料
- 化学保存料・防腐剤
などの合成添加物を使っていないという意味で使われることがほとんどです。
一方で、日本のペットフード安全法で認められた添加物は、定められた範囲で使う限り、安全性評価が行われています。「添加物=すべて危険」というわけではない点も押さえておきましょう。
大切なのは、
- どのような目的の添加物を
- どれくらいの量で
- どのような基準のもとで使っているか
を、メーカーがきちんと開示しているかどうかです。
価格と品質の関係、安すぎるフードに注意?
ペットフードの価格の多くは原材料費で決まります。
肉や魚の使用量が多く、ヒューマングレード素材・合成添加物不使用などにこだわれば、どうしても一定以上の価格になります。
逆に、極端に安価なキャットフードは、
- 穀類や副産物主体でタンパク質が少ない
- 長期保存を優先した設計
- 原材料のトレーサビリティが不透明
といったケースもあります。
「高い=絶対に良い」わけではありませんが、「安すぎるのには理由がある」と考え、
成分表やメーカーの情報公開をチェックしたうえで選びましょう。
子猫が「食べやすくなる」ひと工夫
フードボウル(食器)を工夫する
ひげが当たりにくい、広くて浅めの器を選び、フチが高すぎる器は、ひげストレスで食べにくい子もフードをこぼしやすい子には、トレーやマットの上に器を置くと掃除がしやすく衛生的です。
ごはんをあげる場所選び
- 静かで落ち着ける場所
- トイレから十分距離を取る
- 人の往来や大きな音が少ないところ
「落ち着いて食べられる環境」を整えることも、偏食防止や食欲アップにつながります。
まとめ
子猫期(おおよそ1歳まで)は、一生の健康をつくる大事な時期です。
ポイント
- 「子猫用 × 総合栄養食」のドライフードをベースに、月齢・体格・体質に合わせて量と回数を調整
- 「AAFCO」「FEDIAF」「総合栄養食」などの表示は栄養バランスの枠組みであり、「海外=絶対に高品質」ではない
- 「無添加」「ヒューマングレード」は、合成添加物を使わず、人の食品レベルの素材を使っているかという観点でチェック
最終的に大切なのは、「情報」と「うちの子の様子」の両方を見ながら、飼い主さん自身が納得して選ぶことです。
参考文献:
環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」
WSAVA Global Nutrition Committee 「Recommendations on Selecting Pet Foods」
BRABANCONNE
監修獣医師:丸田 香緒里
◆丸田 香緒里 プロフィール
日本大学卒。動物病院勤務後、「人も動物も幸せな生活が送れるためのサポート」をモットーにAnimal Life Partner設立。ペット栄養管理士、ホリスティックケア・カウンセラー、メンタルケアカウンセラーなどの資格を生かし、病院での診療や往診のほかに、セミナー講師やカウンセリング、企業顧問、製品開発など活動は多岐にわたる。
HP:http://animallifepartner.com/
よくあるご質問
Q.お支払い方法を教えて下さい。
A.お支払い方法はこちらのページをご参照ください。
Q.配送会社を教えて下さい。
A.通常「佐川急便」にて、お届けします。
お試しセットの配送は「ヤマト運輸ネコポス」にて、お届けします。
その他の宅配業者のご指定はお受け出来かねますので、予めご了承ください。
Q.定期便の商品に関して
A.定期便をお申込みいただくと毎月自動でお届けします。
商品ローテーションなどご希望ございましたらご相談ください。
Q.定期便の一時停止はできますか?
A.定期便はご連絡いただければいつでも休止できます。
Q.フードの粒の大きさを教えて下さい。
A.ブラバンソンヌの粒(キブル)サイズ
【犬用】
- 小型子犬用 チキン:5-6mm
- 大型子犬用 チキン:8-9mm
- 小型成犬用 グレインフリー チキン:8-9mm
- 大型成犬用 グレインフリー チキン:14-15mm
- 小型成犬用 グレインフリー オーシャンフィッシュ:8-9mm
- 大型成犬用 グレインフリー オーシャンフィッシュ:14-15mm
- シニア犬用 チキン(準療法食):10-11mm
- 消化器サポート 犬用 チキン(準療法食):10-11mm
【猫用】
- 子猫用 チキン:5-7mm
- 成猫用 ローグレイン チキン:7-9mm
- 成猫用 ローグレイン オーシャンフィッシュ:7-9mm
- シニア猫用 チキン(準療法食):7-8mm
- 消化器サポート 猫用 チキン(準療法食):8-9mm






