【獣医師監修】犬の癌(腫瘍)、症状・種類・治療と飼い主にできるサポート
ペットの高齢化が進み、犬の死因のトップとなっているのが癌です。
“癌”と聞くと、多くの飼い主がショックを受け、不安や迷いを感じるのは当然のことです。
今回は、犬の癌(腫瘍)について、解説します。ぜひ最後までご覧ください
癌(腫瘍)とは
腫瘍には、良性腫瘍と悪性腫瘍があり、悪性腫瘍がいわゆる癌と呼ばれ、犬の死因1位となっています。
※アニコム ホールディングス株式会社「家庭どうぶつ白書2023」
悪性腫瘍:増殖して、周囲や遠い器官に転移し、最悪の場合は、死に至ります。
良性の腫瘍:転移や切りとるのが難しい訳ではないが、手術ができない場所にできることもある。
腫瘍は、早期発見・早期治療が重要となります。
腫瘍の主な種類
- リンパ腫
- 乳腺腫瘍
- 皮膚腫瘍
- 骨肉腫
- 肝臓・脾臓の腫瘍 など
症状
猫のがんは初期ではほとんど症状が出ないことが多く、進行してから気づくことも少なくありません。
以下のような症状がみられたら、早めに受診するようにしましょう。
- しこりや腫れがある
- 食欲や体重が落ちた
- 嘔吐や下痢が続く
- 口臭、よだれ、出血 など
「いつもと違う」と思ったら病気のサインかもしれません。 特に高齢猫は注意が必要です。
治療方法
がんの治療は種類・進行度・猫の年齢や体調によって異なりますが、治療は、腫瘍の治療は早く手を打つことが大切のため、早期診断による早期発見が重要です。
犬の体に異常な膨らみ、痛がる様子を見せたら動物病院に行くようにしましょう。
腫瘍ができた場合、早めに切り取ることが最良の治療であり、切り取ることのできない腫瘍の場合は、抗ガン剤を使用する治療が行なわれます。
飼い主ができる心構えとサポート
犬は痛みや違和感を言葉で訴えることができません。
犬のがん治療においては、飼い主の精神的サポートと日常ケアが非常に大きな力になります。
飼い主ができるサポート
- 定期的な健康診断
- 触診や観察による日常チェック
- 投薬による治療
- 適切な食事を与える など
特に高齢の犬では「少しの変化」も重要な兆候であることを忘れないでください。
また、治療の選択肢は一つではありません。「完治」を目指すのか、「苦痛のない日々」を優先するのか、獣医師と相談しながら、飼い主自身が納得できる選択をすることが大切です。
まとめ
犬のがんは決して珍しい病気ではありません。
しかし、早期発見・早期治療によって選択肢も広がります。
日々の小さな変化を見逃さず、獣医師と連携しながら、その子にとって最も幸せな時間をどう過ごすかを大切に考えましょう。
参考文献:
小林哲也(2019)「犬や猫ががんになったときの栄養管理法」ペット栄養学会誌,22,9-12.
埼玉県獣医師会「我が家のペットが“がん”と診断されました」
Zesty Paws
監修獣医師:丸田 香緒里
◆丸田 香緒里 プロフィール
日本大学卒。動物病院勤務後、「人も動物も幸せな生活が送れるためのサポート」をモットーにAnimal Life Partner設立。ペット栄養管理士、ホリスティックケア・カウンセラー、メンタルケアカウンセラーなどの資格を生かし、病院での診療や往診のほかに、セミナー講師やカウンセリング、企業顧問、製品開発など活動は多岐にわたる。
HP:http://animallifepartner.com/






