獣医師が教えるワンちゃんの習性 – WEPET(ウィペット)公式サイト

獣医師が教えるワンちゃんの習性

健康

毎年9月20日〜26日は動物愛護週間です。
動物愛護週間は、動物を愛し、動物と人間の絆を深めることを目的とした記念週間で、アメリカ動物愛護協会が1951年に制定したのが始まりとの事です。(Wikipediaより)

つまり、動物達により一層愛情を注いで、たくさん可愛がってあげる週間ということ。
ただし、「可愛がる」のやり方を間違えると、実はワンちゃん達は嬉しくない時もあるのです。
犬本来の習性を見ながら、お家の子の喜びを考えてみてください。

1.群れで生活する

わんちゃんの先祖のオオカミは元々集団で生活し獲物を捕まえたりしています。また、敵から弱い仲間を守りお互い支え合って生活しています。
家庭で暮らすワンちゃんも、もちろんこの習性は残っています。
1人でいるよりも、友達や家族と過ごす事が大好きです。また、そうする事で安心感を得る事ができます。

2.群れには信頼できるリーダーがいる

先祖であるオオカミの群れの中には必ずリーダーがいて、それに従うように生活しています。
誤解されがちですが、リーダーとは偉そうにする、強く怒る存在ではなく、信頼ができ、愛情を注いでくれていると感じることができる存在です。
家庭で暮らすワンちゃんも、リーダーを感じる事で幸福感を得られます。
また、このリーダーの存在はしつけの際にも重要です。厳しくされる、ミスを怒られる存在ではなく、普段から愛情を注いでくれる存在からの指示であれば、喜んで従うようになるのです。

3.自由に野山を駆け回る

先祖であるオオカミにとって、野山は、遊び場であり学校であり食卓でもあります。
たくさん動く事で健康な体や精神を作っていきます。
これはワンちゃんたちにとっても同じ事。
色々なところに出かけて、様々な体験をすること。
あちこちの匂いを嗅ぎながら情報収集し、様々なことを考えていくこと。
しっかりと運動をすること。
これら全ての経験から、丈夫な筋肉や骨格が作られ、免疫力の高い健康な体となっていきます。

2019年6月の動物愛護法改正により、ペットショップなどで生後56日以前の子犬・子猫の販売が禁止されました。これは、犬本来の習性を考慮し問題行動を減らすなどの観点から変更されたものです。
また、今回の改正でマイクロチップの装着が義務付けられました。
犬本来の習性を考慮しながら共に暮らすと共に、きちんと責任を持って管理することが、今、飼い主に求められていることと言えるでしょう。

獣医師:丸田 香緒里

◆丸田 香緒里 プロフィール

日本大学卒。動物病院勤務後、「人も動物も幸せな生活が送れるためのサポート」をモットーにAnimal Life Partner設立。ペット栄養管理士、ホリスティックケア・カウンセラー、メンタルケアカウンセラーなどの資格を生かし、病院での診療や往診のほかに、セミナー講師やカウンセリング、企業顧問、製品開発など活動は多岐にわたる。
HP:http://animallifepartner.com/

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