【獣医師監修】ペット保険って本当に入った方が良いの? | WePet-プレミアムペットフード通販

【獣医師監修】ペット保険って本当に入った方が良いの?

健康

ペットの平均寿命は1.5倍以上伸びている
2017年一般社団法人ペットフード協会の調査によると、犬の平均寿命は14.2歳、室内猫の平均寿命は16.2歳です。この結果は、25年前と比較して、犬は1.5倍、猫は2.3倍も寿命が延びている事になります。

これだけ平均寿命が延びた要因としては、社会全体の飼育意識の向上、ペットフードの改善、医療技術の向上が考えられます。

ペット保険には入った方が良いの?

犬

平均寿命が延びていると言っても、病気は若いうちから起こる可能性があります。

アニコム損害保険株式会社の発表によると、若いうちは感染症や骨折が多く、高齢になるとガンや腎臓病、心臓病が増えてくるようです。
例えば、骨折をしてしまった場合、手術当日で検査などを含め20万円以上かかることは珍しくありません。

2017年のアニコム損害保険株式会社の発表では犬猫の病気やけがに対する平均年間出費は犬で71,135円、猫で43,057円です。
この金額を寿命でかけると、一生で犬は約100万円、猫は約70万円かかる事になります。
いざという時の備えのために入っていると安心なのではないでしょうか?

保険加入のタイミングと種類は?

猫

最近ではペットショップで購入と同時にペット保険の加入をおすすめされることも珍しくありません。
以下に挙げるポイントを目安に何歳から加入するか考えるといいと思います。

・加入年齢によって保険料は上がる
・加入前に起こった疾患に関しては保障対象から外される
・多くの場合12歳以上では加入できない

高齢になる程病気になる可能性も高くなるため、そろそろ保険を・・・と思って調べたらもう入れなかった。という話を聞くこともあります。
若いうちから病気に備えておくと安心です。

ただ、若いうちに入っていても全く病気にならず健康にシニアまで迎えることができたということももちろんあります。
保険料を考えると無駄になったと感じてしまうかもしれませんが、健康で過ごせたことはとても喜ばしいこと。
保険を使わずに済んだ!と喜べる様な負担額を選ぶのもポイントかもしれません。

様々な角度からペット保険についてお話していきました。
いざという時の備えですので一概に正解というのは言えないと思います。大切な家族の保険のこと、「御守り」のイメージで一度検討してみてはいかがでしょうか。

・ペットフードの選び方!年齢別・種類・解説>>

獣医師:丸田 香緒里

◆丸田 香緒里 プロフィール
獣医師丸田香緒里
日本大学卒。動物病院勤務後、「人も動物も幸せな生活が送れるためのサポート」をモットーにAnimal Life Partner設立。ペット栄養管理士、ホリスティックケア・カウンセラー、メンタルケアカウンセラーなどの資格を生かし、病院での診療や往診のほかに、セミナー講師やカウンセリング、企業顧問、製品開発など活動は多岐にわたる。
HP:http://animallifepartner.com/

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