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【獣医師監修】ペットの血液検査・健康診断について学ぼう!(前編)

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皆さんは、お家の子の血液検査をしたことがありますか?

ワンちゃんは、春のフィラリア検査の際に採血するので、一緒に行いませんか?と提案されることも多いと思います。

猫ちゃんはなかなか病気にならないと行わない方が多いので、この機会に是非一度健康診断をしておきましょう。

今回は、血液検査で提示されるたくさんの項目について数回に分けてお話していきます。

ローマ字と数字の羅列で、よくわからないといった声もよく耳にします。

せっかく行う検査なので、簡単に内容が把握できるようになると理想ですよね。

血液検査の種類

血液検査は大きく分けて3つに分類されます。

  • CBC(血球計算)
  • 血液化学検査
  • 特殊検査

一般的に健康診断で行われるのは、CBCと血液化学検査です。

特殊検査は何か病気が疑われるときに追加される検査が含まれます。

CBC(血球計算)とは?

血液は、白血球や赤血球、血小板といった細胞成分と、液体成分である血漿(けっしょう)に分けられます。

この検査をすることで、全身状態の把握が可能です。

項目を一つ一つ見ていきましょう。

*RBC(赤血球)

血液中の赤血球の個数を示しています。

正常値よりも低い場合には貧血、高い場合には脱水や多血症の可能性があります。

*PCV・HCT(ヘマトクリット値)

血液中の赤血球の割合を示しています。

RBC同様、貧血や脱水の状態がわかります。

*Hb(ヘモグロビン)

赤血球に含まれる色素であるヘモグロビンを測定します。

ヘモグロビンは酸素を全身組織に運ぶ役割をしています。

HbもRBC同様、貧血や多血などの可能性を示唆する項目です。

*WBC(白血球)

血液中の白血球の個数を示します。

白血球の中には、好中球やリンパ球、単球、好酸球、好塩基球などさらに細かい分類があり、その増減で、感染症や慢性炎症、ストレス状態やアレルギーなど疑います。

*PLT・Plate(血小板)

血液成分の中の、血液凝固に関連する細胞です。

正常よりも高い場合、慢性炎症による反応性増加や骨髄による増加症と考えます。

正常より低い場合、体質や採血手技のこともありますが、免疫異常による血小板減少症等の病気も疑われます。

血液化学検査とは

血液化学検査は、項目によってそれぞれ臓器の異常を疑うための検査です。

各項目の説明は次回のコラムでお話します。

検査はどのくらいのペースで行うと良いか?

一般的にヒトは1年に1回健康診断を行います。

犬猫は1年間で、4歳年をとると言われていますので、同じペースで行くと3ヶ月に1回の検査となります。

ただ、若いうちは最低でも1年に1回、シニアになってきたら半年に1回を目安にして、その他体調に不安のある時には必ず検査を行うようにしましょう。

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獣医師:丸田 香緒里

◆丸田 香緒里 プロフィール

日本大学卒。動物病院勤務後、「人も動物も幸せな生活が送れるためのサポート」をモットーにAnimal Life Partner設立。ペット栄養管理士、ホリスティックケア・カウンセラー、メンタルケアカウンセラーなどの資格を生かし、病院での診療や往診のほかに、セミナー講師やカウンセリング、企業顧問、製品開発など活動は多岐にわたる。
HP:http://animallifepartner.com/

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