【獣医師が教える】自宅で出来るペットの歯磨き | WePet-プレミアムペットフード通販

【獣医師が教える】自宅で出来るペットの歯磨き

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皆さんはおうちの子の歯磨きをしていますか?

口は食べ物を体に取り込むための大切な入り口です。歯が健康でないと、口が痛くて物が食べられなくなるだけでなく、歯周病などのせいで全身に影響が出ることもあります。

これから始める人も、今までうまくできなかった人も、これを読んで、ぜひ少しずつチャレンジして下さいね。

◇歯について

わんちゃんも猫ちゃんも、人と同じように切歯(前歯)、犬歯、臼歯(奥歯)があります。歯磨きの際に1番気をつけたいのは唾液腺が近く歯垢がつきやすい臼歯。ここを磨くように心がけていると、自然と犬歯も一緒に磨けるようになります。また、歯磨きに慣れてきたら、歯と歯茎の合間、歯周ポケットを磨くように心がけてみましょう。

◇歯磨きをするペース

歯のぬめり(歯垢)が歯石になるのは2.3日後と言われています。そのため、2.3日に一度歯磨きをすれば良いのですが、それでは忘れていずれやらなくなってしまうことが多いと思います。
忘れないポイントは習慣化させること。
お散歩から帰ってきたら磨く、ブラッシングをしたら磨くなど日々の生活の中に組み込んでみてください。

◇歯磨きの仕方

歯磨きは嫌がるのを押さえつけてやるのではなく、好きにしてあげることがポイントです。

1.まずは手で口の周りを触られることを好きにしましょう。 かわいいね。いい子だねと頭をなでる延長線上で触ってみましょう。
2.タオルやグローブを使って口の周りを触ってみましょう。
3.上唇をめくって、まずは犬歯から触ってみましょう。
4.徐々に慣れてきたら、目の前に立って、臼歯まで指を入れましょう。

この時、無理に口をあけるのではなく、唇を横に引っ張ってできるポケットに指を入れるのがポイントです。嫌がってしまうのであれば、タオルなどにおいしいおやつの味をしみこませてやってみましょう。
5.最終目標は歯ブラシを使って磨きましょう。小さめのブラシを使ってやるのがポイントです。
もし歯磨きをどうしてもさせてくれない場合は歯磨き効果のあるロープで遊んだり、ゴムのおもちゃを噛ませるようにすることも効果があります。

無理なくちょっとずつ、お口美人を目指しましょう!!

獣医師:丸田 香緒里

◆丸田 香緒里 プロフィール

日本大学卒。動物病院勤務後、「人も動物も幸せな生活が送れるためのサポート」をモットーにAnimal Life Partner設立。ペット栄養管理士、ホリスティックケア・カウンセラー、メンタルケアカウンセラーなどの資格を生かし、病院での診療や往診のほかに、セミナー講師やカウンセリング、企業顧問、製品開発など活動は多岐にわたる。
HP:http://animallifepartner.com/

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