【獣医師監修】ドッグフードの選び方 子犬編
初めて子犬を迎えた飼い主さんが一番悩むのが「ドッグフードの選び方」だと思います。
体が成長する大切な時期だからこそ、何を・どれだけ・どうやって食べさせるかで、その後の健康状態が変わります。
今回は、子犬のドッグフードの選び方を解説しますので、最後までご覧ください。
月齢・犬種・成長に合わせたフード選びと与え方
まずは、月齢・ライフステージを把握しましょう。同じ「子犬」といっても、生後2か月と10か月では必要な栄養も食事の回数も違います。
離乳期:生後〜約8週齢
母乳から「離乳食」に移行するタイミング。消化器が未熟なため、粒フードをそのままではなく、ふやかしたりウェットタイプを利用して「やわらかく消化しやすい形」にして与えます。
成長期:おおよそ生後1歳前後まで
体の大きさによって子犬期の長さは変わります。
- 小型犬:おおよそ生後8〜10か月頃まで
- 中型犬:おおよそ生後10〜12か月頃まで
- 大型犬:おおよそ生後15〜18か月頃まで
この期間は、「子犬用」「パピー用」などと表示された総合栄養食を基本に選ぶのがポイントです。
犬種・サイズによる違い
犬種や体格によって、必要なカロリーや栄養バランス、気を付けたい病気の傾向が異なります。
小型犬
体が小さく、胃の容量も小さいため、一度に大量に食べることができません。少量を複数回に分けて与えることもあります。
大型犬 (中型犬)
関節や骨のトラブルを防ぐため、バランスが適切な「大型犬パピー用」のフードが推奨されることが多いです。成長もゆっくりなので、1歳半〜2歳頃まで成長期用フードを続けるケースもあります。
純血種と雑種
- 純血種:遺伝的や品種的になりやすい病気があります。
- 雑種(ミックス犬):ミックス犬は、親の犬種により異なります。また親犬が抱えている病気を受け継ぐ可能性もあります。
犬種ごとに「なりやすい病気」「気を付けたい栄養」も違うため、かかりつけ獣医師に相談しておくと安心です。
個体差を前提に「うちの子をよく観察」
同じ犬種・同じ月齢でも、
- 食欲旺盛でよく食べる子
- 少食でお腹を壊しやすい子
- 活動量が多い/少ない子
など、個体差があります。
- 体重の増え方
- 便の状態(ゆるい/硬い)
- 毛づや・皮膚の状態
を観察しながら、フードの種類や量を微調整していきましょう。気になる点があれば、早めに獣医師に相談することが大切です。
子犬の成長期ごはん
あくまで一般的な目安ですが、次のような回数が推奨されています。
- 生後2か月頃:1日4回程度
- 生後3〜5か月:1日3回程度
- 生後6か月〜:1日2〜3回程度
特にチワワやトイプードルなどの超小型犬は、低血糖を起こしやすいとされるため、5〜6か月頃までは1日3〜4回の分割給餌を維持した方が安全なケースもあります。
低血糖を防ぐための注意点
子犬は体が小さく、エネルギー消費も激しいため、空腹時間が長くなると低血糖を起こすおそれがあります。
- ごはんの間隔が6〜8時間以上空かないようにする
- 遊びすぎてごはんを食べ忘れてしまうタイプの子は要注意
- 元気がない/ふらつく/けいれん等が見られたらすぐ受診
「まとめて1日1回どかっと食べさせる」スタイルは、子犬にはNGですので、ご注意ください。
新しいおうちに来た直後のフード
環境が変わるだけでも子犬には大きなストレスです。
1.迎え入れた直後は、ペットショップやブリーダーのもとで食べていたフードをそのまま継続する
2.どうしても変えたい場合は、今までのフードに新しいフードを少しずつ混ぜて、1〜2週間かけて切り替える
急なフード変更は、食欲低下や下痢・嘔吐の原因になることがあります。
ドッグフードのラベルの見方
子犬の主食として選びたいのは、「総合栄養食」と表示されたドッグフードです。
総合栄養食とは、ペットフード公正取引協議会の定めた基準に基づき、そのフードと水だけで健康を維持できるよう栄養バランスが調整されたフードのこと。
おやつや一般食だけでは栄養が偏りやすいので、「子犬期の主食」は総合栄養食を選びましょう。
ライフステージ表示
パッケージのどこかに、以下のような表示がないか確認します。
- 子犬用(パピー/子犬用)
- 成犬用(アダルト)
- シニア用(高齢犬用)
- オールステージ(全ライフステージ対応) など
子犬に対応したフードを選ぶようにしましょう。成犬用やシニア用では成長に必要なエネルギー・ミネラルを摂取できない可能性があります。
AAFCO・FEDIAFなどガイドライン
パッケージに「AAFCO」「FEDIAF」といった表示がある場合、そのフードは、
- AAFCO(米国飼料検査官協会)
- FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)
など、海外の栄養ガイドラインに沿って設計されていることを意味します。
これらは国際的に広く利用されている基準で、フードを選択する際の目安となります。
日本の「ペットフード安全法」と表示義務
日本では「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(ペットフード安全法)」により、下記の内容が定められています。
- 有害物質や農薬・汚染物質などの上限値(成分規格)
- 製造方法の基準
- パッケージへの表示義務(名称・原材料名・賞味期限・原産国・製造業者名と住所)
法律の基準を満たさないペットフードの製造・輸入・販売は禁止されており、問題があれば回収命令なども行われます。つまり、日本国内で正規に流通している犬猫用フードは、一定の安全基準をクリアしていると考えてよいでしょう。そのうえで、各メーカーごとの品質やこだわりを比較して選ぶことが大切です。
添加物
「無添加」「添加物フリー」という言葉は人気ですが、実際には、
- 合成保存料・防腐剤
- 合成着色料
- 合成香料
といった「合成添加物を使っていない」という意味であることが多いです。
一方で、日本のペットフード安全法で認められている添加物は、許容範囲内で使用される限り、安全性が評価されています。「添加物=すべて危険」というわけではありません。
ただし、
- できるだけシンプルな原材料だけで作られたフードを選びたい
- 合成保存料・着色料は避けたい
という飼い主さんも多く、そのニーズに応えるために「合成添加物不使用」のプレミアムフードが増えています。
「安すぎるフード」はなぜ注意が必要?
ペットフードの価格の大部分は原材料費で決まります。
- 極端に安価なフードの場合、
- 肉の使用量が少なく、穀類や副産物の比率が高い
- たんぱく質・脂質・ミネラルなどのバランスが最小限
- 長期保存のために合成防腐剤への依存度が高い
といったケースもあり、成長期の子犬にとっては望ましくない場合があります。
「高い=絶対に良い」わけではありませんが、「安すぎるフード」には理由があると考え、原材料表示を確認したうえで選びましょう。
子犬フードを成犬フードに切り替えるタイミング
前述の通り、体のサイズによって成長期の長さは異なります。
実際の切り替え時期は、
- 体重の増え方
- 骨格や筋肉の成長
- 獣医師の判断
によって変わるため、かかりつけの動物病院で相談して決めるのがベストです。
フード切り替えの方法
新しいフードへ切り替える際は、
- 1〜2日目:旧フード 75% + 新フード 25%
- 3〜4日目:旧フード 50% + 新フード 50%
- 5〜6日目:旧フード 25% + 新フード 75%
- 7日目以降:新フード 100%
のように、1週間〜10日ほどかけて少しずつ割合を変化させると、胃腸への負担を抑えやすくなります。下痢や嘔吐が続く場合は無理に切り替えず、獣医師に相談しましょう。
まとめ
「どのフードが一番いいか?」という絶対的な正解はありませんが、情報と基準を理解したうえで、飼い主さんが納得して選ぶことが、愛犬の健康な暮らしにつながります。
参考文献:
環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」
WSAVA Global Nutrition Committee 「Recommendations on Selecting Pet Foods」
BRABANCONNE
監修獣医師:丸田 香緒里
◆丸田 香緒里 プロフィール
日本大学卒。動物病院勤務後、「人も動物も幸せな生活が送れるためのサポート」をモットーにAnimal Life Partner設立。ペット栄養管理士、ホリスティックケア・カウンセラー、メンタルケアカウンセラーなどの資格を生かし、病院での診療や往診のほかに、セミナー講師やカウンセリング、企業顧問、製品開発など活動は多岐にわたる。
HP:http://animallifepartner.com/
よくあるご質問
Q.お支払い方法を教えて下さい。
A.お支払い方法はこちらのページをご参照ください。
Q.配送会社を教えて下さい。
A.通常「佐川急便」にて、お届けします。
お試しセットの配送は「ヤマト運輸ネコポス」にて、お届けします。
その他の宅配業者のご指定はお受け出来かねますので、予めご了承ください。
Q.定期便の商品に関して
A.定期便をお申込みいただくと毎月自動でお届けします。
商品ローテーションなどご希望ございましたらご相談ください。
Q.定期便の一時停止はできますか?
A.定期便はご連絡いただければいつでも休止できます。
Q.フードの粒の大きさを教えて下さい。
A.ブラバンソンヌの粒(キブル)サイズ
【犬用】
- 小型子犬用 チキン:5-6mm
- 大型子犬用 チキン:8-9mm
- 小型成犬用 グレインフリー チキン:8-9mm
- 大型成犬用 グレインフリー チキン:14-15mm
- 小型成犬用 グレインフリー オーシャンフィッシュ:8-9mm
- 大型成犬用 グレインフリー オーシャンフィッシュ:14-15mm
- シニア犬用 チキン(準療法食):10-11mm
- 消化器サポート 犬用 チキン(準療法食):10-11mm
【猫用】
- 子猫用 チキン:5-7mm
- 成猫用 ローグレイン チキン:7-9mm
- 成猫用 ローグレイン オーシャンフィッシュ:7-9mm
- シニア猫用 チキン(準療法食):7-8mm
- 消化器サポート 猫用 チキン(準療法食):8-9mm






