【獣医師Anita/アニタ監修】消化に最適な栄養について | WePet-プレミアムペットフード通販

【獣医師Anita/アニタ監修】消化に最適な栄養について

健康

消化に最適な栄養

消化器系の健康は、ペットが毎日食べている食物と密接に関係しているため、ペットフードを選択する際にはすべての栄養要件が満たされるようにすることが重要です。現代社会では犬と猫は私たちの家族の一員として生きており、必要な栄養の摂取は完全に私たちに依存しています。ペットにどのような食生活を与えるかは飼い主の大きな責任であり、ペットフードの選択が非常に重要になってきます。以下に、ペットに最適なフードを選ぶ際に考慮すべきいくつかのポイントをあげます。

シンプルな食材を心がけましょう。

バランスのとれた食事には、必要なミネラル、ビタミン、アミノ酸、炭水化物、脂肪、繊維がすべて含まれているべきです。ただし、様々な原材料がたくさん含まれているフードほどいいとは限りません。食物アレルギーのリスクを減らすためには、単一原料から作られたタンパク質と、主となる炭水化物のみを含む食事にすることが有益かもしれません。原材料が多すぎると消化管に負担がかかり、消化不良や間欠的な嘔吐、軟便などにつながることがあります。また、フードを頻繁に変えると、腸を余分なアレルゲンにさらすことになるため、免疫反応を引き起こし、食物アレルギーの発症につながる可能性があります。 ペットが「好みにうるさく」なるのは、飼い主が同じ食事を続けるとペットが「退屈」すると思い込んで、選択肢を必要以上に多く用意し、常におやつや新しい食べ物を要求できるようにした結果なのです。次回、犬の食べ物を牛肉から豚肉に、または猫の食べ物を鶏肉から魚に変えようと思ったときには、多種類のタンパク質源は消化と栄養に様々な影響を与える可能性があること、そしてあなたが彼らの前にそれを置かなければ、他のものがあることなど知らずに喜んでそれまでの食事を食べ続ける可能性がある、ということを覚えておいてください!

脂肪含有量を管理しましょう。

 

消化不良の症例は多くの場合、特に脂肪の多いおやつや品質の悪い缶詰、または人間の食べ残しを食べた後に発生します。高脂肪食品は膵炎にも関連しています。膵炎は、生涯にわたって問題になり得る深刻な状態です。したがって、膵炎、消化不良、および肥満のリスクを減らすために、食事での脂肪摂取を制御することが重要です。

消化にかかる負荷を減らすため消化率の高い原材料のものを選びましょう。
消化器系が敏感、または弱い傾向のペットの場合、消化しやすいタンパク質(鶏肉など)および消化しやすい炭水化物(白米など)を含む食事を選択すると、腸にかかるストレスが少なくなり、より多くのカロリーと栄養素が食物から吸収されやすくなります。

食物繊維は胃腸の味方であると覚えておきましょう。
健康な胃腸は、腸の健康を維持するために消化プロセスの大部分で食物繊維を使っています。不溶性繊維は優れた煙突掃除効果をもつと考えられ、腸内のあらゆるものを押し出しながら、残りかすや不要物を取り除きます。消化された食物の消化管内の移動を促進するだけでなく、糞の量を増やすことで便通をよくします。水溶性繊維は、糖およびコレステロールの吸収と制御という役割を果たすため、不溶性繊維とともに適切なレベルで存在する必要があります。消化プロセスにおいてこうした重要な働きをしていることに加え、繊維はカロリーを抑えつつ満腹感を得るための重要な成分でもあります。

消化の世界において頼もしい助っ人は他にもいます。
ここまで述べてきた消化器系の健康のためのさまざまなポイントには、以下の成分も役立ちますので、良質なペットフードを探す際の目安として参考にしてください。

  • 亜麻仁・・・繊維が多く、便秘の予防に役立ちます。また、オメガ、亜鉛、鉄、ビタミンBも提供します。
  • チコリ・・・消化と吸収に役立つ水溶性繊維であるイヌリンの供給源となります。
  • イナゴマメ・・・ポリフェノール、カルシウム、セレン、他さまざまな栄養素が含まれています。腸粘膜の結合を促すタンニンが原因の下痢を治療するために昔から使われてきました。
  • トウモロコシまたはコーングルテン・・・消化のよい、アミノ酸やミネラルの供給源です。
  • ビートパルプ、セルロース・・・ゆっくりと消化するための繊維を提供します。
  • カボチャ・・・フリーラジカルを中和する、βカロチン、ビタミンC、カリウム、繊維、およびカロチノイドをたっぷり含む食材です。
  • アスペルギルスミールなどのプレバイオティクス・・・腸内フローラをサポートするFOSなどのオリゴ糖を提供します。
  • ユッカ・・・何世紀にもわたって薬用に使用される植物。サポニンとフェノールを含み、フリーラジカルの捕捉剤として作用するほか、抗炎症効果があるため炎症性消化器や皮膚トラブル、関節炎の治療に役立ちます。ユッカは、糞の臭いを減らす働きのある成分としてペットフードでよく使用されます。

ペットは、年齢、体型、運動量や特定の健康要件に応じて食事を調整することで健康を維持できます。消化器系が敏感なペットの飼い主や、消化器系の問題を防ぐために最適な食事を選択したいという良心的な飼い主は、この記事で述べたポイントや成分を覚えておくと、消化器の健康を促進するのに最適なフードを見つけることができるでしょう。

執筆:Anita

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