【獣医師監修】ペットの適切な食事量の計算方法を解説 | WePet-プレミアムペットフード通販

【獣医師監修】ペットの適切な食事量の計算方法を解説

健康

犬や猫の健康を維持するためには、毎日の食事量の管理が大切です。
食事量は年齢、体重、活動レベル、避妊・去勢の有無などに応じて変える必要があります。
今回は、ペットの適切な食事量の目安について、解説します。ぜひ最後までご覧ください。

フードの与え方

犬に与える場合

犬は、1回で1日分のフードを食べることが出来るほど大きい胃を持っているため、目の前にあるフードをお腹いっぱい食べる習性があります。
与える回数が1日1回の場合、慌てて飲み込んで、のどに詰まらせたり、肥満の原因になることから、1日分を数回に分けて与えるようにしましょう。

猫に与える場合

猫は、昼夜を問わず頻繁に少量ずつ食べる習性があります。1日分のフードを2〜3回に分けて与えるか、ドライフードを置いておき、いつでも食べることができるように工夫しましょう。ただし、フードを置いておく場合は、常に清潔にし、定期的に交換するようにしましょう。
水分の多いウェットフードや手作りフードなどは、品質の低下が早いため、置きっぱなしにせず、食べ残しはすぐに片付けるようにしてください。

ペットに与えてはいけないものについては、以下の記事をご覧ください。
犬に与えてはいけないもの
猫に与えてはいけないもの

適切な食事量について

犬や猫にペットフードを与える際には、製品のパッケージに表示されている食事量を目安に与えるようにしましょう。
多くの場合、与えるべき食事量は体重に対して表示されています。

ペットの理想体重については、こちらの記事をご覧ください

より正確に求める場合の計算式

安静にしているときに必要なエネルギー量は、次の簡易式を利用して体重から計算することができます。

安静時のエネルギー要求量(RER)(キロカロリー)
=体量(kg)×30+70

日々の生活に必要なエネルギー量は、成長段階や活動量に応じ、係数をかけて計算することができます。

1日当たりのエネルギー要求量(DER)(キロカロリー)
=RER×係数

計算例:体重5kg(避妊去勢済み)
安静時のエネルギー要求量(RER)
=体重5kg×30+70=220キロカロリー
※体重が2~45kgの場合のみ計算可能

1日当たりのエネルギー要求量(DER)
(犬の場合)220×1.6(係数)=352キロカロリー
(猫の場合)220×1.2(係数)=264キロカロリー
※係数は、成長段階や活動量によって変わります。詳しくは獣医師に相談しましょう。

ペットフードに表示されている代謝エネルギー(ME)
から、1日当たりの食事量を計算することができます。

1日当たりの食事量=A÷B×100
A・・1日当たりのエネルギー要求量(DER)
B・・ペットフードに表示された代謝エネルギー(ME)

まとめ

計算で求めた食事量はあくまで目安です。実際のペットの体調や体重の変化を観察しながら微調整してください。
また、適正な体重を維持するためには定期的な体重測定が大切です。
定期的に体重をはかり、理想体重を維持できるように食事量の見直しを行いましょう。

参考文献:
東京都保険医療局「ペットの食事について」
環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」

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監修獣医師:丸田 香緒里

◆丸田 香緒里 プロフィール

日本大学卒。動物病院勤務後、「人も動物も幸せな生活が送れるためのサポート」をモットーにAnimal Life Partner設立。ペット栄養管理士、ホリスティックケア・カウンセラー、メンタルケアカウンセラーなどの資格を生かし、病院での診療や往診のほかに、セミナー講師やカウンセリング、企業顧問、製品開発など活動は多岐にわたる。
HP:http://animallifepartner.com/

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